健康に気を使っている人の間で、よく話題になるスーパーフードという言葉。皆さんはご存知でしょうか。
最近になって海外のセレブの間で広まった言葉かと思いきや、1980年代にアメリカやカナダで食事療法を研究する医師によって広まった言葉であり、意外と歴史があるのです。
スーパーフードの定義ははっきりとしたものがあるわけではありませんが「健康に良い成分を多く含んでいるが低カロリーである食品」というのが一般的です。そんなスーパーフードの中で王様とも呼ばれているスピルリナという食品があります。
スピルリナとは
まずはスピルリナという食品がどのようなものなのかについて解説をしていきます。スピルリナは塩水湖に生息する藻類の一種です。およそ30億年前に地球上に誕生したといわれています。
牛肉以上のたんぱく含有率、緑黄野菜の特長であるカロテノイドとビタミン、海藻に豊富なミネラルと繊維。漁油に含まれるω-3,6脂肪酸、その細胞は4者を集合した栄養を含み、さらに独特の機能成分・フィコシアニンで満たされています。
スピルリナは、生命の起源と考えられているシアノバクテリアの一種で、生命維持に必要な栄養素をバランス良く濃厚に含んでいることは生物の保存と進化のために、自然の摂理であったとも考えられます。
スピルリナパシフィカ®(ハワイアンスピルリナ)は世界で初めて実用化されたハワイ島の海洋深層水と特有の自然環境(清浄な水、澄んだ空気、豊かな太陽光)のもとで栄養と独特の機能成分を細胞に貯えます。
クルクルとしたらせん形の藻類であることから、らせんを意味するスペイン語Spiraが由来となりスピルリナと名付けられました。
このスピルリナは良質なタンパク質、ベータカロテン、ビタミン、ミネラルといった様々な栄養を含んでいることからスーパーフードの王様と言われています。
1927年にドイツの藻類学者により発見され、スピルリナという名前が付けられました。そのあと1960年代に入ると豊富な栄養素が含まれているということがわかってきます。
スピルリナについての研究が進むと、タンパク質が豊富であり、将来の食料として有用であると考えられるようになり、国際連合もスピルリナの栄養を評価しています。日本には1968年頃に伝わってきています。
スピルリナの特徴
●たん白質の含有量が70%に達することもあり、構成するアミノ酸のバランスが非常に優れている良質のたん白質でもあります。
●ビタミンやミネラルの種類が多く、各栄養素がバランスよく含まれています。
●クロレラに比べ消化吸収性が良いので、スピルリナの有効成分の利用効率は高く、それは健康食品として欠かせない要素でもあります。
●カロテンや葉緑素(クロロフィル)を始め緑黄色野菜としての成分(ビタミン、ミネラル)が含まれるので、食べにくい野菜を簡単に摂取することができます。
●スピルリナの抽出液には乳酸菌の増殖効果があり、未知の成長促進物質の存在が認められます。
●他の食品からは摂ることができない機能性色素成分:フィコシアニンを含有する貴重な健康素材です。
スピルリナの持つ優れた栄養効果
スピルリナがスーパーフードの王様とよばれる言縁となった優れた栄養効果について解説していきます。
スーパーフードと言われるからには健康な体づくりのために有用な栄養成分を多数含んでいる必要があります。スピルリナにはタンパク質、ビタミン、ミネラルといった栄養素が豊富に含まれています。他にも様々な栄養素を含んでいます。細かく見てみましょう。
まずはタンパク質です。なんとスピルリナには50%以上のタンパク質が含まれています。鶏胸肉のタンパク質含有量は25%程度であるといえば、どれだけ多くのタンパク質を含んでいるかがお分かりいただけるかと思います。
ビタミンも豊富に含まれています。β―カロテンやビタミンB1、B2、B6といった様々なビタミンを含んでいます。
ミネラルについてもみていきましょう。スピルリナ4gであれば一日摂取量の半分の鉄を摂ることができます。鉄は不足すると貧血の原因になり、特に月経のある女性では貧血の原因の多くが出血による鉄の欠乏です。日頃からスピルリナを摂ると貧血の予防になります。
また、高血圧を防ぐ効果のあるカリウム、骨を強くするのに必要なカルシウムやマグネシウム、免疫力を高める亜鉛といった豊富なミネラルを含んでいます。
そのほかにも健康な体づくりを助ける効果のある成分を多数含んでいます。まずは食物繊維です。食物繊維は小腸で消化・吸収されずに大腸まで達する食品成分です。
食物繊維は便秘の予防などの整腸作用や血糖値の上昇の抑制、血液中のコレステロール濃度の低下などの多くの効果が認められています。もともとの日本の食生活では不足することは少なかったのですが近年は食の欧米化の影響もあり、多くの日本人が不足しています。
スピルリナは食物繊維を4−8%含んでいるので不足しがちな食物繊維を無理なく摂ることができます。
γリノレン酸もスピルリナに含まれる健康成分として重要です。必須脂肪酸と呼ばれる人間の体に必要な脂質成分の一つです。高血圧の改善、脂質異常症の改善、高血糖の改善といった効果があり、不規則な生活や食生活の問題などで起こりがちな生活習慣病を予防する効果のある成分です。
また、優れた特性としてスピルリナは吸収の効率が良いということも挙げられます。スピルリナの細胞壁は薄く壊れやすいため細胞壁を壊す処置などをせずにそのまま摂取してもしっかりと栄養を吸収することができるのです。
スピルリナの健康効果については様々な論文が出ています。2013年にPharm Biolという医学雑誌に掲載された論文では糖尿病に対する効果が検証されています。マウスにスピルリナから分離されてフィコシアニンという成分を投与して体重・空腹時血糖値・24時間随時血糖値、中性脂肪、総コレステロールがどのように変化したかについて比較しています。
その結果これらの項目の改善が認められ、耐糖能(血糖値を正常に保つ能力)の向上がわかりました。これはフィコシアニンにインスリンの感受性を増強する能力やインスリン抵抗性(インスリンが効きにくくなること)を改善するという効果があるためと言われています。
また、2020年にVascular Medicineという医学雑誌にも論文が掲載されています。
高血圧のラットに対して、スピルリナの抽出物を与える群と、与えない群に分けて検証をおこなった結果、スピルリナを与えたマウスでは血管を拡張させる作用のある一酸化窒素の生成が増加していました。
この結果から高血圧に対してもスピルリナを摂ることで予防できる可能性が示されています。
スピルリナの摂取方法
スピルリナは様々な形で販売されています。料理に使う場合やアレンジをするならパウダー状のものがおすすめです。
パウダー状のものであれば料理などにさっと入れて使うことができます。例えばスムージーに混ぜたり、納豆やめかぶに混ぜて食べたりすれば自然に摂取することができます。
スピルリナは綺麗な緑色をしているため、ドレッシングやスイーツの色を綺麗に演出しつつ栄養バランスも改善するといった使い方もできます。
また海藻のような風味がありますが、味や匂いがすごく強いというわけではないので大量に入れるのでなければ色々な料理に入れて普段から摂取することもできます。
料理に入れるのがあまり好みでない・摂取量をしっかりと把握したい人にはサプリメントとして摂取するのがおすすめです。龍驤のもの・錠剤になったもの・カプセルに入ったものが存在します。
毎日決まった時間に飲むようにすれば食生活を変えずに多くの栄養素を取り入れることができます。
自分の目的や生活習慣にあった摂取方法でスピルリナの優れた特性を取り入れましょう。
100%植物由来だからヴィーガンにも対応
100%植物由来のオーガニックフード。
タンパク質や脂肪酸、アミノ酸なども豊富に含んでいるため、ヴィーガンの方が不足がちな栄養素、たんぱく質やビタミンB群が豊富で栄養補給にもピッタリです。
美しいハワイの大自然で育ったスピルリナを厳選使用
ハワイの深海600mから汲み上げた水を使って培養されたスピルリナを使用。
他の産地に比べて栄養価が高いほか、ハワイアンスピルリナでなくては含まれない栄養素もあり、より多くの栄養を効率よく補うことができます。
スピルリナは「スーパーフードの王様」といわれるほど栄養素が豊富でその数は20種類以上!
✔必須アミノ酸 ✔その他のアミノ酸 ✔ビタミン類 ✔ミネラル類
✔オメガ3など脂肪酸 ✔フィコシアニンなど色素類 ✔多糖体 などなど
発酵クロレラやキヌアスプラウトをプラス
発酵させ吸収力をアップしたアミノ酸やミネラルたっぷりの発酵クロレラ、スーパーフードとして知られビタミンB群を豊富に含むキヌアスプラウトをプラス。
天然の健康素材をギュッと凝縮しています。
これひとつで75種類もの栄養を手軽に補給
アミノ酸やビタミン、脂肪酸、ミネラルなど不足しがちな栄養をしっかりと補うことができます。
さらに、無添加で妊婦や子どもでも安心して飲むことができます。
キヌアスプラウトとは!
スーパーフードとして知られる南米原産のキヌアを国際特許技術でスプラウト化したもの。
通常のキヌアや他のキヌアスプラウトに比べて、圧倒的なビタミンB群の含有量で、
わずか1gで成人に必要なすべてのビタミンBを100%以上摂取可能!
さらに、合成ビタミンと異なり、天然植物由来の体に優しいビタミンなので、
体内への吸収、利用率が3倍以上になるデータもあります。
ハワイアンスピルリナ&醗酵クロレラ3g(10粒)で
成人女性に必要なビタミンB群の約3分の1が摂取出来る様に配合されています。